次世代の通信技術5Gが本格的にスタートしました。
5Gの最大のメリットは通信スピードの向上です。
通信スピードが上がると大量のデータを運べるので、4K解像度の映画をストリーミング再生可能となります。
他にもVRやARのストリーミングも活発になるとされています。
ストリーミングの欠点である大量に通信を使用すると発生する通信制限ですが、5Gになると容量が増えるので通信制限をかける必要がありません。
場合によっては、家庭の固定回線より通信スピードが速くなるため、モバイルルーターがあれば十分になります。
これまでより多くのデバイスに接続できるので、街中の監視カメラがIoT機器となったり、スポーツ中継がVRで楽しめたりするかもしれません。
5Gが速い理由
5Gの通信スピードは4Gの100倍、遅延は10分の1、同時接続数が100倍となっています。
5Gが速い理由は高い周波数帯の利用と複数のアンテナ利用です。
日本の場合、低い周波数帯を既存のサービスに割り当てているため、3.7GHz帯と4.5GHz帯、ミリ周波数の28GHzが割り当てられています。
周波数帯が高くなると多くの情報量を載せられるのがメリットです。
複数のアンテナ利用をする理由は、周波数帯が高くなるとスピードは上がりますが、障害物を周り込めないデメリットがあり、アンテナを増やしてつながりやすくしています。
5Gで実現できそうな技術
5Gの特徴を活かして研究が進められているのが車の自動運転です。ネットワークに接続することで、車同士が通信し合い、適切な車間距離を保ちながら安全な走行ができるようになります。
交通事故だけではなく渋滞の低減にも効果が期待されています。
5Gが利用できる通信会社
ドコモ、au、ソフトバンクでサービスが開始されています。しかし、4Gより利用エリアが限られているのが現状です。
スマートフォンも対応機種でないと利用できないのですが、ハイエンドの機種が多いため、恩恵を受けるのはまだまだ先になりそうです。